ジュニアNISAに資金拘束がなくなったらしいけど実際問題どうなの?

どうも、コガリョータです。

つい先日、僕の大好きな両学長がジュニアNISAに関する動画をアップしていました。

この動画を観て「そんなにお得ならすぐに始めなくては!」と思ったわけですが、その後も色々と情報を集めていくうちに「結局あまり変わっていないのでは…?」と感じる部分もありましたので、そのことについて記事にしたいと思います。

正直僕も知識不足で全然理解できていない部分が多々ありますので、あくまでも一般人の一つの意見として捉えて頂ければ幸いです。

最大のデメリット「資金拘束」が解消しても基本は鬼ホールド

以前は子供が18歳になるまではお金を引き出せない所謂「資金拘束」が最大のデメリットだったジュニアNISAですが、この度、制度が2024年に廃止されることに伴い廃止後の資金拘束がなくなりました。

これによりジュニアNISAはとても良い制度になったということなのですが、実際のところはどうなのでしょうか?

まず、これから子供の教育資金を作りたい親御さんにとっては、直近のお金よりもずっと未来のお金が必要なので、そもそも18歳になる手前でお金が必要になるケースというのは少ないのではないかと思います。

しかし、万が一突発的にお金が必要になったとして、今までの制度だと18歳まではお金を引き出すことができませんでした。正確には引き出すと課税されてしまうので、非課税運用のメリットがなくなってしまうという問題がありました。それが今回の改正で税金がかからなくなったというわけです。

じゃあ、お金が必要になったらその都度引き出すことができるようになったのか。というとそうではないようです。

こちらの動画では『一度に全額出金するのが条件』と紹介されています。

ということは、結局のところ課税はされないけどお金が必要になった時点で「ジュニアNISA終了ー!」ということになります。

例えば、子供が修学旅行に行くのでお金が必要になった場合、「今は手持ちの資金が厳しいから今回はジュニアNISA口座から20万円だけ引き出そう」ということはできないわけです。引き出したらその時点でジュニアNISA終了です。

つまり、非課税メリットを最大限享受するためには、結局18歳まで鬼ホールドするしかないのです。

18歳になるまでにお金を引き出したい場合はどうすれば?

よくオススメされているeMAXIS Slim米国株式(S&P500)楽天VTIは、資金を最大化するには最適解だと言われています。

しかし、分配金は自動で再投資されるため、保有中にお金を受け取ることができません。もちろん通常は取り崩せば良いだけですが、ジュニアNISAでは先に伝えたとおり取り崩しはできません。

そこで、先のバンクアカデミーの動画では「中級者以上で分配金が欲しいなら米国ETFのVYMなどがオススメ」と紹介されていました。

ジュニアNISAで米国の高配当ETFに投資すれば、18歳にならずとも定期的に配当金を得ることができます。もちろんその配当金はジュニアNISAの仕様で非課税です。(厳密には外国で10%課税されるらしいですが)

米国高配当ETFならば、資金の最大化はできませんが、18歳を待たずともお金を受け取ることができるので、人によってはメリットを感じられるかもしれません。

僕は子供の習い事なんかを配当金で賄えたらいいなと考えています。

まとめ

ジュニアNISAは2024年以降にいつでも払出しOKになりましたが、一度に全額出金するのが条件なので、結局鬼ホールドが前提になります。

しかし米国高配当ETFにすることで配当金をずっと非課税で受け取ることもできます。

資金拘束がなくなったからといって、途中で引き出すことを前提に始めるわけではないと思います。

途中で引き出す必要がないように投資は余裕資金で行いましょう。




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