どうも、コガリョータです。
ココナラのサービスについて思うところがあります。それは手数料です。
世間ではココナラの手数料は高いと言われていますが、ココナラの手数料は本当に高いのでしょうか?
僕自身まだココナラを始めて日が浅いので詳しくは把握していません。
そこで今回は「ココナラの手数料って実際どうなの?」について調べてみました。
ココナラの手数料は25%と思われてるけど実は違う
僕はココナラの手数料はずっと25%だと思っていました。
いや25%に間違いは無いんですけど、それは「1円〜5万円以下の金額部分」に限っての話。
これが「5万円超〜10万円以下の金額部分」になると手数料は20%になります。
さらに「10万円超〜50万円以下の金額部分」の手数料は15%。
上限は「50万円を超える金額部分」の10%。
そう、ココナラの手数料は逆進課税になっているのです。所得税の累進課税の逆ですね。
どういう事かというと、累進課税は稼げば稼ぐほど税金が高くなる。でもココナラは稼げば稼ぐほど手数料が安くなるというわけです。
ココナラで20万円稼いだ場合のシミュレーション
仮に20万円稼いだとしましょう。
販売総額の区分 | 手数料分 |
---|---|
1円〜5万円以下の金額部分 | 50,000円×25%=12,500円 |
5万円超〜10万円以下の金額部分 | 50,000円×20%=10,000円 |
10万円超〜50万円以下の金額部分 | 100,000円×15%=15,000円 |
50万円を超える金額部分 | 0円×10%=0円 |
20万円稼いだ場合の手数料は「37,500円」となります。
しかし、この金額に消費税がかかりますので実際の手数料は
37,500円×110%=41,250円
20万円稼いだ場合の手残りは
200,000円-41,250円=158,750円
20万円稼いだ場合の手数料率を計算すると
41,250円÷200,000円=20.625%(税込み)
稼ぐ金額が大きくなると25%より安くなることがわかります。
ココナラで100万円稼いだ場合のシミュレーション
今度は仮に100万円稼いだとしましょう。
販売総額の区分 | 手数料分 |
---|---|
1円〜5万円以下の金額部分 | 50,000円×25%=12,500円 |
5万円超〜10万円以下の金額部分 | 50,000円×20%=10,000円 |
10万円超〜50万円以下の金額部分 | 100,000円×15%=15,000円 |
50万円を超える金額部分 | 500,000円×10%=50,000円 |
100万円稼いだ場合の手数料は「87,500円」となります。
例によってここに消費税率をかけると
87,500円×110%=96,250円
100万円稼いだ場合の手残りは
1,000,000円-96,250円=903,750円
100万円稼いだ場合の手数料率を計算すると
96,250円÷1,000,000円=9.625%(税込み)
稼げば稼ぐほど手数料の割合が小さくなりますね。
では、1,000万円稼いだ場合は……もうやめときます(笑)
注意!「販売総額」とは1ヶ月の合計金額ではない
しかし、ここで悲しいお知らせです。
ここまで書いておいて何なんですが、実は先程の計算は1ヶ月の合計金額から計算するものではありません。
ココナラの公式ページには「トークルームごとの販売総額」となっています。
「トークルームごとの販売総額」とは
※ トークルームごとの販売総額とは、同一のトークルーム内で購入者より支払われたサービス価格、オプション、おひねりの全ての合計額を指します。
つまりは「1案件ごとの販売総額」ということです。
ナレーションで1つの案件が50万円を超えることは滅多に無いでしょうから、先程の計算は正しく机上の空論になってしまいました。
なーんだって思われたかもしれませんが、それでもまだ良い方です。理由は後述します。
実際の声優・ナレーション事務所の手数料はいくらなのか?
これは僕が過去に在籍していたナレーション事務所の話です。
僕がいた事務所では
- 正所属20%
- 準所属25%
- 預かり30%
となっていました。稼いだ金額に関わらず、自分の階級によって手数料率は一定でした。
このシステムの場合、いくら稼いでも上の階級に上がらない限りは手数料は高いままです。
正所属でも20%なのですから、仮に20万円稼いだ場合、上述のココナラの手数料と変わりません。
仮に正所属で100万円稼いだ場合は手残り80万円。ココナラの90万円と比べて10万円も差がついてしまいます。
10万円の差はデカイですね。特別定額給付金と同額です。
ちなみに余談ですが、悲しいことに20万円稼いでいる所属者は社長以外に誰もいませんでした(泣)
まぁ、先に挙げた手数料の話は飽くまでも僕がいた事務所での話ですので、他の事務所はどうかはわかりません。
ただ、同期の仲間から聞いた話ではどこも似たりよったりの感じでした。
そりゃ、所属者を売り込むためには人を使って営業しなくてななりませんから。人を使えばお金がかかります。その分は所属者から取るしかありません。
ココナラはサイトを上手く使って自分で営業することになります。手数料率が違って当然といえば当然ですね。
まとめ
ココナラの手数料は高いとばかり思っていましたが実際の事務所と比べるとそんなことはありませんでした。
自分が元いた事務所に比べれば良心的で、売上も自分の頑張り次第で伸ばせる可能性があります。
フリーランスの声優・ナレーターの方は試してみるのも良さそうです。
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